【図解】無職とフリーターの違い

無職とフリーターの一番の違いは、「アルバイト・パートをしているか、もしくはアルバイト・パートを求めいるか」です。
上記の図は、厚生労働省と内閣府のフリーターの定義です。
以下は、その証拠です。皆様そんな暇じゃないですからね。簡単にまとめます。
無職とフリーターの大きな違い
ポイントは、2点あります。
- アルバイト・パートとして働いていること
- アルバイト・パートを求めているか
です。無職でアルバイトを求めいる人は、「無職」でも「フリーター」でもあるということです。
2005年の参議院の資料に掲載されていた図です。引用:増加するフリーターと若年無業者より
無職とは
一定の職業のないこと。無職業。「住所不定、-」です。
つまり、仕事がない全ての人です。私のことです。
フリーターとは
(自由であることを、あるいは、自由な時間を確保しようとして)定職につかず、アルバイトで生計を立てる人。イギリス英語free(=自由)とドイツ Arbeiter (=働く人)とによる和製語。
一般的には、「アルバイト・パート」の収入で生計を立てている人を指します。
しかし、「厚生労働省」と「内閣府」の定義によると、「アルバイト・パートを志望する人」もフリーターに含まれます。これは、統計を取るときに分かりやすくするためと思われます。アルバイトやパートなどは、解雇と雇用が頻繁に繰り返えされるので、志望者もいずれアルバイトとして働くかもしれないし、現在アルバイトの人も、無職になるかもしれないからです。単に、整理しやすいように、しているだけで、何らかの価値観や意図はないと思われます。
内閣府のフリーターの定義
フリーターを,15~34歳で,男性は卒業者,女性は卒業者で未婚の者のうち,
- 雇用者のうち勤め先における呼称が「パート」か「アルバイト」である者
- 完全失業者のうち探している仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
- 非労働力人口で家事も通学もしていない「その他」の者のうち,就業内定しておらず,希望する仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
です。
平成27年版子供・若者白書(全体版)第4章第2節 若年無業者、フリーター、引きこもり
厚生労働省のフリーターの定義
フリーターは、15~34歳で,男性は卒業者,女性は卒業者で未婚の者のうち,以下の者の合計としている
- 雇用者のうち「パート」か「アルバイト」の者
- 完全失業者のうち探している仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
- 非労働力人口で家事も通学もしていない「その他」の者のうち,就業内定しておらず,希望する仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
まとめ
- フリーターは一般の認識としては、アルバイト・パートとして働いている人を指す
- 国の調査では、便宜上「アルバイト・パート志望者」もアルバイトパートとしてカウントしている。
- 無職は働いてない人全員
です。数年前は、「派遣社員もアルバイト・パートに含む」という文言がありましたが、最近の資料では見られませんでした。派遣社員の増加によって、どこかしらか苦情でも出たのでしょう。
言葉は、状況によって使われ方が違いますし、内容も時代と共に変化します。フリーターという明確な定義がないのも、日本語のらしさではないでしょうか。
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