無職は悪く無い!犯罪数と犯罪率

無職は悪く無い!犯罪数と犯罪率

世間では、結構「また無職が犯罪か」というイメージだけが先行しています。イメージだけで物を言うのは偏見ですよね。

という訳で調べました。私は無職です。たまに、通るパトカーが何となく怖いです。別にビビってないですけど、はい。

ただ、無職が犯罪者というのは偏見だと思うんですよ。と言いたいところですが、実際のところはどうなのかH29年の資料を調べてみました。

参考文献

  • 平成29年罪種別犯行時の職業別検挙人員(警察庁)
  • 労働力調査(基本集計)平成29年(総務省統計局)
  • 平成29年警察白書 統計資料(警察庁)
  • 文部科学統計要覧(平成29年版)
  • H30年版がまだ確定していないので、H29 年の資料を使わせていただきました。

無職の犯罪件数

結論から言うと刑法犯の42.7%が無職者です。

犯罪統計書「平成29年の犯罪罪種別 犯行時の職業別 検挙人員より」(警察庁)

検挙された刑法犯(暴行、賭博、窃盗等で法に触れるもの。交通事故は除く犯罪)総数226,376件中「無職者」96735件(42.7%)が検挙されています。

この「無職者」の96735件ですが、学生を除いて主婦を含めた者を言います。

図にしてみました。

犯罪検挙件数

以下は、H29年の犯行時の職業別検挙件数です。

【無職】

無職 合計 刑法犯検挙件数(96735
主婦 7,323
失業者  3,783
利子・ 配当・ 家賃等 生活者  161
年金・ 雇用保険 等生活者  25,912
浮浪者 2,620
その他の無職者 56,936

【被雇用者・勤め人】

被雇用者・勤め人 合計 85382
教員 558
医療・保健従事者 2108
芸能人・プロスポーツ選手 104
弁護士 30
その他の専門・技術職 2249
議員・知事・課長以上の公務員 106
会社・公団等の役員 1592
会社・公団等の部課長 376
事務員 4835
販売店員 3636
外交員・セールスマン 1733
露天・行商・廃品回収 132
美容師・理容師 614
調理人・バーテンダー 1006
飲食店店員 4303
ホステス・ホスト 672
遊技場等店員 537
その他のサービス職 4793
建設職人・配管工 2980
輸送・精密機械工 405
機械工(輸送・精密を除く) 865
金属加工工 814
食品・衣料品製造工 695
その他の
技能工
2892
警察官・自衛官・消防士等 442
その他の保安従事者 846
運輸従事者 3275
通信従事者 170
土木建設労務作業者 7817
運搬労務作業者 1815
その他の労務作業者 7703
その他の被雇用者・勤め人 25279

【学生】

学生 合計 28,226
中学生 7,981
高校生 12,000
大学生 5,883
専修学校生等 2,362

【自営業・家族従業員】

自営業・家族従業員 合計 14,272
農・林・ 漁 業 1,647
販売店主 946
飲食店主 1,891
土 木 ・ 建 築 業 自 営  3,213
不動産業 自 営 583
製 造 業 自 営  385
その他の 自営業主 5,952

無職の犯罪率

 

無職の犯罪率

犯罪率は以下の式で求めます。

犯罪率

つまり、人口の違いに左右されず、犯罪の発生のし易さを比較する事ができます。

結論はこれです。

犯罪率H29棒グラフ

 

  • 無職者0.23%
  • 被雇用者の勤め人0.21%
  • 学生0.15%
  • 自営業者・家族従業員0.15%

【H29 時点の犯罪率】

  検挙件数(件) 人口(人) 犯罪率(%)
無職者 91207 3916万
(非労働力人口
+完全失業者ー通学者)
0.23
自営業・家族従業員 14274 679万 0.21
被雇用者勤め人 85382 5819万 0.15
学生 24140 1595.3万 0.15

個人的な感想としては、あんまり変わりないと感じました。

犯罪率が0.2%ということは、1000人に2人が検挙されているという計算になります。

ご存知の方も多いかもしれませんが、報道で出てくる無職というのは、ちょっとした事情があります。どこかの企業で働いていた人が、逮捕されると、逮捕された人は、解雇され無職になります。企業のイメージが下がるのを避けるため懲戒解雇(社内の秩序を著しく乱した労働者に対するペナルティとして強制的に会社を辞めさせること)です。

 

もっと、悪い感じがした無職でしたが、なかなかそうはいきませんよ。

何者にも染まらないのが、ムショクかもしれません。やっぱりなんでもないです。