生きる意味を探すための本3選

生きる意味を探すための本3選

「何かあったら何でも相談しろよ、いきなりは”なし”だからな!」
「覇気がないなぁ、しっかりしろ」
「クマひどいですよ、、、大丈夫ですか?」
「死ぬなよ、特にお前~」と

職場や友人との会話で、こんなことを言われ続けて早5年。
自覚はあるのもの、急に覇気使いになれるわけもなく、クマはデフォルトなのでご愛嬌。

ふと「なんで俺は生きているんだっけ」と連休中に考えてしまいます。

5年も「死にそうなやつ」と言い続けられると確かに俺は死にがちなタイプなのかもしれないと自覚し始めます。

この記事で言う「死にたい」は、
「一日中チャック空いてたぁ恥ずかしい~死にたい」や
「明日のプレゼン資料ファイルがクラッシュした、死にたい」ではありません。

ここで言う「死にたい」は、漠然とした焦燥感や焦り、日々の退屈や惰性によって生きている感のたどり着く先のようなものです。「このまま生きていてもなぁ」「何のために生きているんだっけ」のような、割と控えめな死にたいです。

誰しもが一度は通ると思います。
この漠然とした死に対して、生きる理由を探してみました。

世の中に爪痕を残すため-笑いのカイブツ-

なにか大きなことをやってやろうってことではなくて、自分が生きた痕跡を残すことによって、後世の人への認知して欲しいということではないかと思います。

自分が生きていた事を忘れないでほしいという個人的な理由です。

ピラミッドを作ったり、石版に文字を彫ったりするのも、この一種ではないかと思います。中には利己的な理由ではなく、人類のためにやった人もいるかも知れませんが。

「笑いカイブツ」という本に生きる意味の答えがあるような気がします。

著者のツチヤタカユキさんは21歳で死ぬと決めていました。シドウィジャスという伝説のロッカーの刹那的な生き方に憧れてのことでした。
ツチヤさんは高1から27歳までずっと人を笑わせる為に生きてきました。

高校を卒業後フリーターとして一日1000個のボケを量産し、お笑い芸人のネタを書き、いつの間にか人とのコミュニケーションが取れなくなっていた。
バイト先でも変人扱いされ、バイトを転々とするなかでも、常に頭の中ではボケが量産されていた。

人を笑わせる為に生きてきて12年間で得たお金は500円

10年以上、人を笑わせることだけを考えて続けて生きてきた結果、ツチヤさんは死にたくなったそう。

僕は、この本を読んで羨ましく思いました。
なぜ、こんなにも笑いに没頭できるのか。人間関係や、生活を犠牲にしてまで時間を捻出し、ボケを生み出すことにコミットできるのか不思議でした。

全力で生きるというのは、ツチヤさんの事なのだと思った。
ツチヤさんのような人にこそ光が当たるべきなのに、ずっと暗いままなんですよね。

存在理由。なんだろなぁって、著者と自分を比べるのもおこがましいですが、勝手に劣等感をいだいてしまいます。

ツチヤさんの命のリンクです。

命のリレーのなかの一部-何もかも憂鬱な夜に-

生きる意味を考えるときに、表現を変えることでわかりやすくなると思うんです。なぜ死なないでいるのか?ということです。

結論から言うと、何億年と続くアメーバと自分をつなぐ線は途方も無い奇跡の連続である。現在はどんな過去にも勝る。途方も無い奇跡の連続は全て今のお前のためだけにあったと考えていい。

つまり、自分という存在は、大昔のアメーバからの繋がりの一部となっていて、存在しているだけでも命のリレーを繋ぎ、生きるに値するということです。

全然、意味分かんないですね。。個人的な解釈として、
何かを成し遂げようとか、仕事で良い成績を残そうとかはどうでもよくて、太古から続く命のリレーをつなぐバトンとして、生きていていいんだよ、という解釈でいます。たとえ、自分の遺伝子を残そうがどうでもよくて、生命全体の活動の一部として、現在を生きているということが、十分生きるの値するのではないでしょうか。

冷たい言い方をすれば、
「あなた自体は何をしようが関係なくて、あなたの命自体が尊い存在だよ」ということだと思います。

何もかも憂鬱な夜にという小説は、施設で育った刑務官の話です。死刑制度と生きる理由について考えされされます。

死刑制度は遺族感情の為にあるといいます。遺族が犯罪者を自らの手で殺めないように、代理として国が殺人を代行するという制度です。殺人者が生きていると、悲しむ人間が遺族で、遺族が殺人者を消そうと実行する、この負のスパイラルを消そうとするのが、死刑制度。という旨が書かれています。

又吉さんが、巻末の解説で言っていることが結構滲みて、沢山の媒体がある中で小説の唯一のアドバンテージは、「人間の精神内部で発生する混沌、葛藤を、鋭敏に緻密に、繊細に迫れる点が小説の魅力だと自分は思っている」と語っています。

命という壮大なテーマを、ポンカスブロガーが書くと貧相になってしまいますが、中村文則さんは繊細に命について教えてくれているような気がします。

自暴自棄になったときのアドバイスほどいらないものはない-黒い鳥の本

多分、生きる意味を考えるときってネガティブな感情の方が強いですよね。

そんなときに、有識者のアドバイスを頼りたくなる一方で、
「わかったような口を聞くな」
「またきれい事かよ」
って感じるのは、僕だけじゃないですよね。

そうやって、独りになってふと考えたときに割と真実に近づく気がするんです。

黒い鳥の本は、占い師の石井ゆかりさんというかたが書かれています。
〇〇の鳥シリーズは、結構ポジティブ系なウェイウェイ大学生な感じです。
青、薔薇色、金色の鳥の本があります。

そのキラキラ鳥シリーズをだいぶ逸脱したのが、黒い鳥の本です。

アドバイスをされるでもなく、なんとなく深刻な話題を振って、逃げていくイメージの本です。一緒に御飯に言っていた友人に相談を打ち明けると、ヒントを貰って霧が晴れ、友人はいつの間にかいなくっている、そんなイメージの本です。ちなみに、その友人の飯代は自分持ちでしょうね。

自身、自己肯定感、嫉妬、屈辱、矛盾、愛情、攻撃など人間の生活全般に関する黒い部分を言語化されています。

例えば、

生きていくことは難しい。
多くの人が、
ちっとも自分のせいではないことを
両手いっぱいに丸抱えして
「自分のせいなんだろうか」と
自分を疑り、責めながら生きている。

黒い鳥の本 P271

どうしても明るく前向きになれないときに、自分の醜さを受け入れるために僕は読んでいます。

生きる意味のまとめ

こんなどこの馬の骨ともわからないような人は参考にはならないかもしれません。
てか、馬の骨ってなんでしょうか?

まぁいい。まとめます。

中村文則さんは、「壮大な数億年の命のリレーの一端という役割」

  • 中村文則さんは、「壮大な数億年の命のリレーの一端という役割として命がある」
  • ツチヤタカユキさんは、「承認されるため、笑いに狂って生きた証拠を残すため」
  • 石井ゆかりさんの考える生きる意味は明確には書かれていないですけど、あんまり自分を責めないでってことだと思います。

そして、元気がないあなた(勝手にものさしで測ってすみません)の為に、じょじむらさんの本を紹介します。

なんかほっとしますよ。本当に疲れたときは、シンプルな言葉と絵のほうが伝わるかもしれません。

小学生の頃に沢山の本を読む人ほど、「心が豊かになる」と先生に言われてきましたが、どんどん心が黒く暗くなっていくのはなぜでしょうか。